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あの日 ページ11

約束...守れそうじゃないや

ごめんな、降谷



「っAさん!!」





またあの夢...


「...Aさん」




...あの日こそ、夢だったらどんなに良かったか















あの日は公安で追っていた犯罪グループが集まる会場に潜入していた


Aさんが指揮を取り順調に事は進んでいった






『この会場では闇オークションまがいの事がされているとの情報だったが...本当だったな』


降「...そうですね」

次々に売られていく物や生き物
中には人間もいた


『酷い...酷すぎる


何故周りの人はなにも感じていないんだ』

Aさんの顔は悲しみに満ちていた






『降谷はどう思う、人がこんな事をする理由は』




降「...恐らく、自分の欲の為でしょうね
自分のためなら誰がどうなろうと関係ない、自分さえ幸せならそれでいい
ここに居るのはそんな人間でしょうか」



『そっか...よしそろそろ行動するか』














『確かここら辺のはずなんだか』

「誰だ!侵入者か」

『チッ、バレたか!』

「逃げたぞ!追え」








「こっちだ!こっちに居たぞ!」

『中々手強いな』

降「!こっちです」


僕は近くの部屋に逃げ込んだ

『ハァハァ、一時的に何とかなりそうだな
にしても、この部屋は何だ?』


僕らが逃げ込んだ場所は倉庫のようなとこだった

降「恐らく、倉庫かと」

『倉庫...他にも何かありそうだ、手分けして探そう』


部下たちが来るまで二人で手分けして倉庫を探索する事になった







『何かあったか?』

降「特にありませんでした」

『そうか』



降「そろそろ部下たちが来るんじゃありません?」







『...いや、ここは部下たちには危険すぎる
陣地に戻れと言ってくれ
降谷も一緒に行け』

降「!Aさんはどうするつもりですか?」

『もう少しここを探してみる
あんなオークションをしているのにここには何も無いのが気になる
どこかに何か隠しているはずだ』

降「嫌です!ただえさえ危険なのに一人でここに残るなんて!」



『降谷、これは命令だ
直ちにここから離れろ』

降「っ...命令でも嫌です」

『降谷...』


降「Aさんはいつもそうです
周りばかり優先して自分のことは後回し
僕だって貴方の役に立ちたいんですよ」



続きます

・→←いつも通り



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作者名:ミミリー | 作成日時:2022年7月2日 1時

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