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再会 ちょっと変えました ページ2

安室side


お昼の時間もすでに過ぎ慌ただしかった店内も静まる頃
僕は店の前を掃除していた


ちょうどいい日差しが僕を照らししばらく公安や組織の仕事もないため久々にゆっくりと過ごしていた







そしてその平穏な時間を終わらせる声が響く


「キャー!ひったくりよ」







...何故この街はこう事件が多いのだろうか


疑問に思いつつ犯罪を犯す人に呆れながら僕はこちらに向かってくる人物に足をかけようとした





否、かけようとしたのだ


突然僕の後ろを歩いて来た人が走って来たと思うとひったくりの男を蹴り上げたのだ



蹴られた男は軽く宙を舞うとドサリッと倒れた
僕はその蹴り上げ方に見覚えがあった





その人は僕達の上司であり組織にも共に潜入していた人






そして4年前の事件で消息不明となってしまった人





『ハァ...全く、ダメじゃないか犯罪を起こすなんて
君の人生はまだこれからなのに』

透き通るようなテノールボイス

太陽の光に照らされている少し長いプラチナの髪

キラキラと輝くグレーの瞳




間違いない


彼は...僕が


僕達がずっと探していた


Aさんだ

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作者名:ミミリー | 作成日時:2022年7月2日 1時

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