八代と八島と野郎組 (ページ22)

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21話ページ22

八島 side.

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『うわ、見て上！星すっごく綺麗...』

八「いつもと違う世界にいるみたいだな。」

かれこれ20分は歩いてるのに自販機が見つからない。

八「自販機ないな。」

『ないね。』

八「あ！ホテルの下になかったか？」

『あった！！もう十時過ぎたね、かえって買おう。』

八「その前にちょっと遊んで帰ろうぜ。」

『賛成。』

すると、八代くんの手から出てきたのは線香花火とマッチ。

『え、それどこで手に入れたの！？』

彼が言うには海の家の人にもらったらしい。

海の家の人ないす！！！

八「早く！」

先に準備していた八代くんに呼ばれて砂浜を走り出した。

ビーサンだったことと前に貝殻が落ちていたことでそのまま海にダイブしました。

八「＿＿っあ！おい、八島大丈夫か？」

私が顔面から海に飛び込む姿が相当面白かったのか二人でよくわからず笑いあった。

『これじゃ、線香花火できないね笑』

八「そうだな、笑」

その時、風が”ビュウー”と吹いて

『さっぶ...』

体がぶるっと震えた

八「これきとけ、五月の海なんてまだ寒いんだから。前しめたら完璧だぞ？」

『うあ、ありがと。』

八代くんの体温で温まっていた上着は少しいい匂いがした。

『なにこれ、あったかい。』

八「そうだろ、中にカイロ貼ってあるからなー」

と自慢げに話していた。

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to be continued...🔜

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