九話 ページ10
・
「…えぇと、じゃあ授業再開するね。次はー…傑だね！」
「名前呼び…？」
「あ、嫌だった？」
悟が名前で呼んで欲しいと言っていたから、つい夏油傑のことも名前で呼んでしまったけど…
もしかして嫌だった系？まぁいるよね、名前で呼ばれるの嫌な人。さすがに僕も初対面の人に言われるのとかは嫌だけど…
「いえ、嫌じゃないですよ」
ニッコリと笑う傑に、少し安堵した
「へっ、俺の方が早く呼んでもらえたしぃ？」
「…悟、どういう意味だい？」
「へへへへへ」
「キッショ…なら、私も硝子でいいですよ。歌姫先輩もそうですし」
へへへと笑う悟を気味悪く見ながらも、硝子は言ってくれた。これで全員名前呼び、平等だね。
「はいはい、もう授業始めるよ。傑、グラウンドに出ていなさい。悟も、笑いすぎだよ。」
「分かりました。楽しみに待ってますね」
「うっ…」
「傑、呪霊ってどんな味だい？」
「私の術式、知ってたんですね」
出雲先輩と私はグラウンドで対面している。
先輩と
「…先輩は無効化の術式ですか？」
「うん？」
悟の眼では見えなかった、術式。それに呪力も少ない…無効化の術式を持つ故の縛りか、そう考えた。
そうすれば、悟の無限が効かなかったのも筋が通るのではないか…
あとはあの驚異の身体能力。ならば天与呪縛、フィジカルギフデッド。可能性はあるだろう。
それと…
「…っ何級ですか？」
「グイグイ質問するねぇ。…僕はっとぉ、危ない危ない」
右、左、右…
対面し続ける訳にもいかないと思い、思い切り殴りかかった。しっかり避けられたが。
少し離れたところから悟と硝子が見ているのがわかった。どうやら、彼奴らも階級が気になるようで、耳を傾けていた。
「僕はね、特級だよ？」
「は＿＿＿い"っ」
いつの前にか右手首を取られ、捻られる。加え足も払われ、無様にも尻もちを着いた。
「ふふ、意外でしょ。ビックリしたでしょ。こんな出来損ないが、数少ない特級…面白いでしょ？」
彼はにっこりと私を見下ろしていた。
「君もなれるよ。仲間がいるもの。さぁ、今日の振り返りといこうか。」
手首を離し、二人の元へ行ってしまった。
「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ！！ダッセェな傑！先輩、今の教えてくれです！！」
「悟、絶対殴る…」
・
戦うシーン以上に難しい場面ってありますか？！？！
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Mimi(プロフ) - ３３３さん» ありがとうございます！助かりました(・・; (2022年11月21日 16時) (
レス) id: c181aeabb1 (このIDを非表示/違反報告)
３３３(プロフ) - なので、作者様の日本語訳に近づけようと思うと、I work with you , we can finish it soon.私があんたと仕事をすれば私たちはそれ(仕事)をすぐに終わらせられる。これがベストだと思うんです。突然の長文失礼致しました。 (2022年11月21日 1時) (レス) id: cad7f1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
３３３(プロフ) - 序幕のIfからはじまる英文なんですけど、このままだと「もしアンタがこの場所に居ていたなら、私は私の仕事をより早く終わらせるつもりだった。」になるんです。普通、Ifは未来の事柄に使うので(were ,wouldは過去を現す)未来で過去にタイムスリップしちゃうんです。 (2022年11月21日 1時) (レス) @page1 id: cad7f1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mimi | 作成日時：2022年11月15日 21時
