百発百中な出雲さん

七話 ページ8

伸びててびっくりびっくりです
良かったら作者の代表作的なのも…
死なない一般人



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すぱぁんと職員室の扉が開いた。

驚いたように此方を見る激務な補助監督さん数名、はぁとため息をついて此方を見る夜蛾先生。

「先程は挨拶できなくてすみません。戻りました、出雲Aです」

「お前は一年とは違った問題児だったな……嗚呼、お帰り。待っていたぞ」

序盤のやつがなければ最高の再会でしたよ、ヤガ先

「それで、先程の音はなんだ。」

「あ、壁ぶち壊して五条悟を殴り飛ばしちゃいました。グラウンドはクレーター付きです」

ヤガ先は静かに胃をおさえた

キリキリしてそうだな、ストレスで死ぬんじゃないのかな。ヤガ先大丈夫か心配だね！

「全く…それで、授業は」

「五条悟が泣いちゃったので中断です。」

夜蛾先生、止まっちゃった

え、死んだ？？死んだ？？？

「解剖しましょうか、夜蛾先生」

「やめろ」

ごほんと大きめの咳払いをして、僕と向き合う

「それで、どうするんだ。お前はもう全ての授業を終えているだろう。もういいのでは無いか」

「先生、僕は」

話しを逸らすなと、強い眼差しで伝えられている。

「…いやぁ、術師って、死と隣り合わせじゃないですか」

「嗚呼」

「…僕に青春、謳歌させてくださいよ。」

「……上層部の嫌がらせか、はたまた"特級"だからか。お前の任務の量は俺たちと桁違いだろう。」

少し心配するような、気づけと言わんばかりの瞳。

寂しそうに、こちらを見つめていた

「……僕の夢、知っているでしょう。僕は、呪霊や呪詛師の対処より、研究の方が楽しいんです」

呪霊、術式、呪力……

全て呪術界隈に当たり前に存在するそれらを、僕は真髄まで知り尽くしたいのだ

「それに、今の呪術界は腐ってますから。僕は変えたい」

「…そうか」

小さく頷く先生に、僕も頷く

「まぁ、卒業したら教師になるつもりですよ。後継者は、居ればいるほど良いんですから」

ね？と念押しし、授業を再開させるため、先生に背を向け、教室に向かおうとした


たぁぁぁぁぁぁんっ

「A先輩！」

「エ？」

泣いていた後輩が飛び込んでくるまでは

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