十一話 ページ12
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「っ、当たんないしっ!」
何度も拳を振ってくるものの、勿論僕に当たることも無く…ただただ硝子の体力が削られていくだけだった。
「あれ、疲れちゃったぁ?」
もう無理と叫び、へたりこんでしまった。一般人よりかは出来てたけど、やっぱり座学が多いのと任務が少ないせいかな…確かに反転術式の使い手は数少ないから重要なのもわかるけど、逆に動いてないと回復させるのに大変だろうに…
「オッケー、今日はこのくらいにしようか。」
二日目三日目もあるし、此処で折れちゃ困る。まぁ、折れるような子達では無いのはひと目見てわかるけどね!
「ふぅ…すみません。おさまりました」
「うん、じゃあ行こうか。」
先程から凄い音聞こえてくるし、大分はっちゃけてるんだろうなぁ…あれ、これって夜蛾先生に怒られちゃうかな、僕。
「ぜぇー、ぜぇー、すぐっ、、はぁー、ッマジで…」
「は、はは…私の方が、優れていると聞い、って…焦ったのか?」
「うける。バカ息きれてんじゃん」
「やりすぎないようにって言ったはず…」
二人はそれはもう凄いくらいに息を切らして、互いに煽りあっていた。僕モテてる?こんなイケメンに?…嬉しいね
「さて、もう日が暮れてきてる。今日はこれくらいにして、明日に備えよう。じゃ、かいさーん」
「っちょっと待ってください、先輩!」
傑が慌てて呼び止めるから、思わず振り向く。
「なんだい?」
「特級だってことは分かりました、でも貴方の術式について答えてもらっていない」
嗚呼、そ言えばそうだったか…
「ふふ、それについては座学の時間でね!味、聞かせてねぇ」
バイバイと手を振って、僕は寮へ戻って行った。後ろから刺さる三人の視線を無視して
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Mimi(プロフ) - 333さん» ありがとうございます!助かりました(・・; (2022年11月21日 16時) (レス) id: c181aeabb1 (このIDを非表示/違反報告)
333(プロフ) - なので、作者様の日本語訳に近づけようと思うと、I work with you , we can finish it soon.私があんたと仕事をすれば私たちはそれ(仕事)をすぐに終わらせられる。これがベストだと思うんです。突然の長文失礼致しました。 (2022年11月21日 1時) (レス) id: cad7f1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
333(プロフ) - 序幕のIfからはじまる英文なんですけど、このままだと「もしアンタがこの場所に居ていたなら、私は私の仕事をより早く終わらせるつもりだった。」になるんです。普通、Ifは未来の事柄に使うので(were ,wouldは過去を現す)未来で過去にタイムスリップしちゃうんです。 (2022年11月21日 1時) (レス) @page1 id: cad7f1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mimi | 作成日時:2022年11月15日 21時