【WT】宝石たちが輝くように

14話 ページ16

『はぁ……本当に何なんだあの人…意味わからん』

sm「！！Aっっ！」


急に名前を呼ばれて振り向くと幼馴染のスマイルが焦った様子で駆け寄ってくる。


『あ、スマイル。めっちゃ焦ってどうしたの』

sm「はぁ、、どれだけ…探したと……」


こんなに焦ってるスマイルは見たことがないかもしれない。
その原因が私だったとはちょっと申し訳ない。


sm「何もされてないな？よし、良かった…」

『なんもって何よ変な人〜』

sm「Broooock先輩は色々変な噂が絶えないんだよ。不良と殴り合いしてたとかしてなかったとか…」

『えええっなにそれ、ほんとに？』


そんなふうには見えなかったけどな…確かにめちゃくちゃ謎なのはそうだったんだけど。

いきなり好きって言われたし私が覚えていないだけで何か昔にBroooock先輩と関わっていたのだろうか。
できれば…今後もう関わりたくないんだけど…そうはいかないような気がするなぁ。

スマイルと並んで教室へ歩きながら私はそんな事を考えていた。


sh「あ、お前らどこ行ってたんだよ、俺がトイレ行ってるすきに。」

sm「あぁ、AがBroooock先輩に連れてかれた」

sh「はぁっっっ！？え、ちょまじ？おま、大丈夫？なんでスマイル止めなかったんだよ！」

sm「いや、ちょっと俺は無理。怖すぎ」


えなに、シャークんの反応からしてBroooock先輩ってほんとにマジでヤバい人なの？


『私何もされなくてよかったーーーー。』

sh「なんもされなかった…？良かったぁ……」


シャークんがこんなにホッとするってBroooock先輩って本当に何者なんだ…？

15話→←13話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す