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トイレに戻り鏡を見ると、すっかり血の気が引いてしまった自身の顔にAは驚いた。
そして、それは友人も同じだった様で、Aの横で心配そうな表情を浮かべている。
「…Aさ、顔色悪いけど大丈夫…？」
『うん…、…だい、じょぶ…。』
そうとは言え、先程の事はとても話せなかった。
Aは呆けた状態でゆっくり作業をしていると、廊下に並ぶように号令が掛かった為、手に握ったままの袋をゴミ箱に戻して、急いで廊下に並んだ。
「…全員揃ったねー、じゃあこれで清掃を終わります、ご苦労様でした。」
「ご苦労様でしたー。」
『…ご苦労さまでした…。』
Aは覇気の感じられない挨拶をして、教室へ戻った。
すると、教卓の前には五条の代わりの先生が既に立っており、清掃から戻って来ない生徒を待っている様子。
「席につけー。」
「はーい。」
『…はい。』
Aは静かに椅子を引いて着席すると、黒板の上に掛かった時計を黙って見つめた。
HRが終わってしまったら、夏油の元へ行かなければいけないA。
行きたくないという思いからだろうか、時計の針がやけに速く動いて見える。
『…。』
行きたくない、とAが幾ら願おうとも、数分も経過すればすぐに教室には全員が揃った。
そして先生の合図と共にHRが始まり、書類を配られたり、明日の日程を説明されたりした訳だが、それは数分もしない内に終ってしまったのであった。
「…連絡は以上だ…各自、気を付けて帰るように。」
こうして先生が退室すると、各々が部活動や帰りの準備を始めた。
少しずつ教室から生徒が減っていく様子を、Aはただ椅子に座って見ている事しか出来ない。
「…A、私部活行くね…体調悪いなら早く帰るんだよ？」
『…うん、ありがとね…また明日。』
友人はAへ声を掛けると、廊下で待っていた部活動の仲間と共に行ってしまった。
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みゅん(プロフ) - シオリさん» シオリ様コメントありがとうございます！ドキドキして頂けて嬉しいです！私は夏油さんと五条さんお二人です。夏油さんのお話はこれからも書いていければいいと考えております！ (2022年3月19日 6時) (
レス) id: a9a2211c25 (このIDを非表示/違反報告)
みゅん(プロフ) - なっちゃんさん» なっちゃんさん様コメントありがとうございます！また、作品を見て頂けて嬉しいです！特別公開の事ですが、申し訳ありませんが、現段階ではその予定はございません。 (2022年3月19日 6時) (レス) id: a9a2211c25 (このIDを非表示/違反報告)
シオリ - いや夏油が先生であることにめっちゃドキドキしてる😳私は夏油推しなのですがみゅんさんは何推しですか?🙌😆 (2022年2月23日 6時) (レス) @page5 id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します。初めてこの作品を見たのですが、特別公開はもうされないのでしょうか。 (2022年2月20日 14時) (レス) id: 581025b236 (このIDを非表示/違反報告)
みゅん(プロフ) - 愛飢子さん» 愛飢子様コメントありがとうございます！申請に気付けず申し訳ありませんでした！また、作品の整理をしており申請をお受けする事は難しいです。折角送っていただいたのに申し訳ありません。新作を公開しておりますので、是非とも見て頂けましたら幸いです！ (2021年10月17日 8時) (レス) id: 9090ac03df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅん
| 作成日時：2021年7月27日 20時
