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Noside
各々の武器を手に取り、互いの目を見つめる2人の青年。
試合が始まる前、金眼の青年が口を開いた。
｢しっかり話すの久しぶりだね、きんとき｣
｢……うん、久しぶり。きりやん｣
｢やっぱり今日も魔法使わないんだ？｣
｢使わないよ。……当たり前でしょ？｣
｢そっか。
…………俺、きんときが魔法使わないからって自分も魔法使うのやめるとか、そういうの今日はしないから｣
｢…………そう｣
｢自分の力でお前に勝つよ。きんとき｣
その言葉には返事をせず、碧眼の青年は目を伏せる。
試合開始の合図が鳴り響いた瞬間、金眼の青年は空中へ何かをばらまく。
碧眼の青年はそれが何かを理解すると眉間に皺を寄せ、それから距離をとるように後ろへと跳んだ。
金眼の青年は空中へロッドを掲げて、そして少しだけ笑みを浮かべて呟く。
｢知ってると思うけど、避けても意味ないから………っね！｣
彼のロッドの黄色の魔法石が光を放つ。
瞬間、パンっと彼が投げたものが弾ける音。
それと同時に飛び出してきたのは、大量の“ツタ”。
しゅるしゅると音を立て物凄い勢いで成長するそれは、碧眼の青年へ向かって一直線に伸びていく。
｢…………っ｣
伸びたツタは青年の足元へ、腕へ、胴体へ。
彼を拘束しようと容赦なく迫っていく。
そのツタをギリギリで全て切り刻むと、彼はぽつりと呟いた。
｢…………相変わらず強いね、きりやんは｣
｢お褒めに預かり光栄……って言いたい所だけど、全部受けとめられちゃったら嫌味にしか聞こえないんですけど？｣
｢はは、心の底から思ってるんだけどな｣
そう言って困ったような笑みを浮かべると、勢いよく地面を蹴り彼との距離を詰めた。
流れるような仕草で剣を振るい、素早く相手の足をかける。
｢早っ……！？｣
バランスを崩した彼が地面に背中を打ち付ける。
彼の首元へ碧眼の青年は剣を突きつけた。
｢俺の勝ちだよ、きりやん｣
“だからもう、俺には近づかないで”。
碧眼の青年がそう呟いた、刹那。
｢____かかった｣
闘技場全体に耳を壊すような爆音が響き渡った。
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あかもち - 1月11日のワイ「😭😭」続きが､､､続きが気になります､､､更新待ってます､､､ (1月11日 22時) (
レス) @page17 id: ff68a621b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - コメント失礼します！やっぱ何度見ても面白くて大好きです！いまだに読みにきちゃいます笑今日気づいたのですが題名って後編の実写のたった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよを元にしてますか！！違ったら少し恥ずかしいのですが…これからもずっと応援しています！ (8月3日 3時) (レス) id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 7/24に見ている私。続き楽しみにして待ってますね!! (7月24日 20時) (レス) @page17 id: 38eebacbdf (このIDを非表示/違反報告)
あかもち - 7月4日にまた見たワイ「(┬┬﹏┬┬)」 続き楽しみにしてます！！ （二回目） (7月4日 22時) (レス) @page17 id: 057b0a6fab (このIDを非表示/違反報告)
ルベルナ(プロフ) - 同じく3/30日に見てる私。続き楽しみに待ってますから！！ (2023年3月30日 0時) (レス) @page17 id: 5c3b65f0f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作者ホームページ：
作成日時：2021年10月31日 14時
