第3話 ページ5
｢…お姉ちゃん、時の政府っていうのはね｣
｢うん｣
｢歴史修正主義者から歴史を守ってる人達の、管轄……って言ったら伝わる？｣
いやまず歴史修正主義者がなにかわからん。
……でも話が進まないからわかったことにしとこ。
｢……あぁ、何となくわかった｣
｢刀剣乱舞、お姉ちゃんもやってるでしょ？それを作った政府の組織だよ｣
｢へぇ……｣
刀剣乱舞最近全然開いてないけど…………
｢全くこんなことも知らないなんて……恥ずかしい｣
ぼそっとお母さんが呟くのが聞こえた。
………聞こえなかったことにしよ。
｢世間的にはあまり有名ではありませんからね。凛世さんが知らないのも無理はありません｣
いや有名じゃないの！？
うちの家族みんなこんなことも知らんのかよまじかって顔してたのに！？
｢……それで、時の政府様がうちのになんの用だ｣
お父さんへの客じゃないんだから黙っててよ…………てかお偉いさんだぞ敬語使えよ……………………
うちの娘って言わずにうちのって言うあたり悪意感じる。別になんでもいいけど。
｢では、本題に入らせていただきますね。凛世さん、貴女は審神者シュミレーションアプリ……刀剣乱舞をプレイしていますよね？｣
｢え、はい……｣
さに…わ？シュミレーションなのかは知らないけど。
｢最近、うちの政府である企画が進んでいまして。
刀剣乱舞のプレイヤーの中でも霊力が高く、プレイから一年以上……審神者としての仕事に慣れたプレイヤー数名を、実際の審神者として起用しようという企画です｣
うん、どういうこと。
｢………つまり、うちのを審神者として連れていきたいということか｣
｢はい。凛世さんの霊力は量も多く澄んでいる………審神者としての役割を十分に果たしていただけるだろうという、上の判断です｣
………うん、どういうこと？
｢凛花は？凛花のほうが、凛世よりも優秀ですよ。勉強も運動も、そのゲームのレベルもきっと、凛花の方が上です｣
お母さん、憶測で色々言うのやめた方がいいと思うよ事実だけど。
他のゲームは私の方がレベル上だし。
………勉強運動云々の話は否定できないけど。
｢お母さん、時の政府様が連れていきたいと言っているのはお姉ちゃんだよ。
…でももし審神者になれるなら………私に出来ること、なんでもやってみようと思う｣
そう言って凛花は微笑んだ。
もうよく分からんから凛花が行ってくれ。
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雪 - とても良かったです( ´艸｀)続きが気になります(´ｰ｀) (2020年12月26日 21時) (
レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 雪乃さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年12月22日 21時) (レス) id: ca517f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - このお話めっちゃ好きです！続き楽しみにしてます！ (2020年12月22日 16時) (レス) id: 04eef4e4b1 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - イッヌの毛さん» ありがとうございます！伸びるように祈っててください！w (2020年11月20日 23時) (レス) id: ca517f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
イッヌの毛 - 面白い！絶対伸びる！ (2020年11月20日 20時) (レス) id: e2d97a71dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月18日 23時
