〃 ページ12
ぐっ、と再度お互いのそれを押し付けられたかと思えば、ぬるりと入り込むゾムさんの舌。
舌を絡め、歯列をなぞられ、頬の内側を滑り、唾腺を刺激されては唾液を流し込まれ混ぜられる。
ぬち、ちゅぷ
フードの中に響く水音が酷く耳に残る。
｢ん、ふ…舌、だして｣
1度離されかと思えばそっと囁かれ、恐る恐る差し出せばまた舌で絡め取られて舐られる。
ぢゅ、と吸われたかと思えば、かぷかぷと甘噛みされ、歯先で舌を削ぐようにされてビリビリとした刺激にくらくらする。いや、これは酸欠だろうか。
｢ん…は｣
｢はー……ｯ｣
離れたと思えば腕から解放され、そのままズルズルと座り込むゾムさん。
私も呆気に取られてその場にぺたんと座り込む。
ちらり、と膝を抱え込んだ腕の隙間からこちらを覗くゾムさんの顔は真っ赤だ。
｢…あんなぁ、あんまかわええことせんといて……？ほんま……お前の前ではかっこええとこしか見せたなかったんに……｣
きゅう、とまた心臓が締め付けられる。
あぁ、そっか。ゾムさん、私の事大好きなんだ。
2人とも玄関先で座り込んでいる異様な光景だと言うのに、なんだかぽかぽかと気持ちがあたたかい。
合わさった視線は近くて、身長差なんてこうしてしまえばあってないようなものだ。
｢ゾムさん、だいすきです｣
｢……なに？どうしたん今日……？……夜の誘い…？｣
｢ちがっ？！あっ、あとで説明しますからとりあえず上がりましょ、ご飯作ってあるのでっ！｣
｢えー……もー、しゃあないなぁ……｣
俺の毒に溺れて【zm】(蛇獣人･NGワードのせいで少し改変、1部読みづらいかもしれません)→←〃
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まつりか(プロフ) - めっちゃ好きです…獣人zmさんの話と昇降口のshaさんの話が特に好きです!!言葉選びのセンスと知識に圧倒されるみたいな気分で読んでました…無理のない範囲で更新があることを心待ちにしてます! (2021年9月19日 17時) (
レス) id: cead0b39db (このIDを非表示/違反報告)
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