鷹の俊足戦士を追いかけて

見たことある ページ10

広報としての初めてのお仕事は
選手たちの自主トレの様子を撮影する事だった。


今宮 「佑京、もっと肩をこうして…」


和子 「今宮くんに教えてもらえるなんて、佑京くんはラッキーだね」


　 『やっぱり、そうですよね…打撃も守備もいいなんて、最高のお手本です…』


そして、休憩時間もいまみーさんと佑京はずっと話していた。
きっと、アドバイスをしてもらっているのだろう。


今宮 「いつもより真剣だから何だと思ったら…Aちゃんが来てるからか笑」


　 「いや！いつも通りですって、声が大きいです」


今宮 「あのさ、Aちゃんって兄弟いない？」


　 「いないと思いますけど…」


今宮 「どっかでみたことある気がしたんだよな〜、気のせいか…よしっ、練習やるぞー」


もう少し、佑京の練習姿を見ていたかったけれど、他の選手も撮影しないといけないから、
和子さんと別の練習場に向かった。


純平 「Aさん、来てくれたんですね〜！」


　 『撮影だからね？』


純平 「わかってますって！かっこよく撮ってくださいよ」


和子 「Aちゃん、凄い懐かれてるけどどうしたの？」


　 『なんか、犬っぽくて好きって言われて…』


和子 「純平くん、の方が犬っぽいと思うけど笑」


　 『和子さん、こんな感じでどうですか？』


和子 「Aちゃん、撮るの上手だね〜！凄い綺麗に撮れてる、じゃあ、休憩がてらに
　 ご飯でも食べにいこー、もちろん、私が払うから」


　 『そんな、申し訳ないです！』


和子 「いいの、いいの〜ちょっとくらい先輩っぽいことやってみたいでしょ？」


そうして、和子さんと昼ご飯を食べに行くことになった。


　

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