鷹の俊足戦士を追いかけて

手作り ページ39

バレンタイン用のチョコを持って選手のもとへ行くと


礼 「もしかして…バレンタイン!?」


栗原 「なになに？佑京の分だけでしょー」


　 『ちゃんと全員分用意しましたよ〜』


私がそう言うとみんなが一斉に私の前に並んで


和田 「やっぱり、年功序列でしょ」


監督 「そしたら、僕が一番だね」


今宮 「そこは…Aちゃんの彼氏に譲りましょうよ」


いまみーさんがそう言うとみんな渋々頷いて佑京を前にしてくれた。


　 『佑京には、コレ、手作りだから美味しいか分からないけど』


味見はしたから大丈夫だと思うけれど…恐る恐る佑京に手渡すと


　 「他の人にも手作り？それとも俺だけ？」


　 『佑京だけだよ』


私がそう言うと彼はしゃがみこんで


　 「ヤバい…嬉しすぎてにやける」


頬を赤くしてうずくまる彼を見ていると私まで恥ずかしくなってきて頬を赤くしてしまう。


栗原 「どうどうとイチャイチャしないでもらえますかー」


純平 「本当に２人を見てると妬けるよ」


　 『茶化さないでよ〜！はい！チョコ』


柳田 「なんじゃあ…手作りもらえんのか」


内川 「仕方ないよ、貰えるだけありがたい」


みんな、チョコを渡したときの反応はそれぞれで…


今宮 「Aちゃん、坂本さんには用意したの？」


いまみーさんが心配そうに聞いてきたので


　 『もちろん、用意してありますよ！』


千賀 「それは良かった…」


甲斐 「坂本さんが貰ってないのに俺らが貰ったなんてバレたら大変だもんね」


あちこちで安堵の声が聞こえる…


　 『お兄ちゃんのこと何だと思ってるんですか！』


全員 「重度のシスコ…いや、何でもないです」


絶対、シスコンって言おうとしてた、そんな事ないと思うんだけどな〜





和子いんすた
〔うずくまる佑京〕
〔和子とチョコ〕


今日はA広報がチョコを配ってくれました！
私の分もくれて…めっちゃ美味しかったです！


♯Aちゃんありがとう ♯にやけてます



やっぱり、A広報と周東選手デキてる？

↑私得でしかない

↑いや、俺得だ

和子さん、羨ましい〜

Aちゃんからチョコを貰いたい人生だった

最近、A広報の知名度上がってて嬉しいような…悲しいような…

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