鷹の俊足戦士を追いかけて

報告 ページ28

佑京と付き合うことになったけど、まだその事を知っているのはいまみーさんだけ、
どこまで公表すべきなのか練習終わりに佑京と話していた。


　 「俺は、チームメイトには報告すべきだと思ってる」


　 『私もそう思う、佑京が私のことを好きと知っていた人にはとくにね』


　 「じゃあ、ホークスの仲間にだけ公表にする？」


　 『あ、あと！たくさん心配かけちゃったから和子さんと勇人にぃにも』


　 「和子さんはいいけど勇人さんには俺から報告させて、宮崎に居ると思うから直接話す」


　 『わかったよ〜、じゃあ、和子さんのとこにいってくる！」


和子さんのもとへ向かうと


和子 「やっぱり、仕事で疲れた時にAちゃんの笑顔みると元気でる〜！」


　 『そう言っていただけて嬉しいです！』


和子 「…Aちゃんイイコトあった？」


やっぱり、和子さんにはお見通しのようで


　 『佑京と付き合うことになったんです』


和子 「本当！？おめでとう〜！もう、いつになったら付き合うんだろうってずっと思ってた」


　 『ご迷惑おかけしました』


和子 「迷惑なんて思ってないからー！それにしてもこれはたくさんの失恋がいや、何でもないよ」


和子さんは途中で話すのを止めてしまった。


　 『みなさんに報告したいのですが…いつがいいでしょうか』


監督 「Aちゃん、おめでとう」


和子 「工藤監督！いつから聞いてたんですか！？」


監督 「そんなことより、みんなに報告するなら明日の練習前にみんなを集めておくよ」


　 『そんな！申し訳ないです』


監督 「みんなも聞きたい報告だと思うし大丈夫だよ」


和子 「本当に監督はAちゃんに甘いんですから」


監督 「娘みたいなものだからね」


こうして監督と和子さんの協力のおかげで報告できることになった。

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