新しい生活 ページ2
佑京のおかげで幼稚園にも馴染めるようになり、いつものように彼と折り紙をしながら話していたら
「Aちゃん、きょうの朝、ころんだでしょ？」
『うん…って、どうして知ってるの！？』
「あれ、気づいてなかったんだ〜おれ、おとなりさんなんだよー！」
『そうだったんだ…おばあちゃんがお隣に私と同じくらいの子がすんでるっていってたっけ』
「じゃあ、これからは休みの日でもいっしょにあそべる？」
『うん！いいよ！』
こうして、私と彼はほとんどの日を一緒に過ごすようになった。
そして、小学4年生の時
担任 「はい、…えっ！本当ですか!?」
担任 「A、職員室に来て！」
担任教師から授業中に呼ばれ、職員室に向かった。
そこで告げられたのは…
担任 「A、お婆さまが亡くなったって…」
『え…うそですよね！今日の朝だって元気でしたよ！』
担任 「買い物中に心臓発作を起こして、近くにいた店員が救急車を呼んでくれたんだが…
間に合わなかったみたいだ」
『…そうですか、店員さんにありがとうとお伝えしてください』
担任 「ああ、今日はもう、帰りなさい」
『いえ、家に帰っても私は祖母と二人暮らしだったので…』
担任 「そうだったな…すまん」
『いいんです、仕方ないので』
「A、俺んちで暮らそうよ」
そう言って私に話しかけたのは他でもない佑京だった。
『だめだよ、迷惑になっちゃうし…』
「でも、そしたらAはどこで暮らすの？」
『施設…とかかなぁ』
「やだよ、俺…Aとずっと一緒にいたいよ！離ればなれなんて絶対やだ」
担任 「佑京、あのな、そんなに簡単な話じゃないんだよ？佑京の親御さんにも聞いてみないと
わからないだろう？」
「絶対、いいよって言うよ！Aは俺にとって家族同然だもん」
その言葉が嬉しくて、堪えていた涙が私の頬を伝った。
それから、彼の両親や親戚が集まって話し合ってくれた。
その間、私は孤児院で過ごしていたがそこでも優しい人ばかりでとても嬉しかった。
そして、彼の両親が必要な手続きを済ませてくれて、佑京と家族として過ごすことになった。
母 「Aちゃん、これからは私たちのこと本当の両親と思っていいからね」
『はい！ありがとうございます！』
こうして新しい生活が始まった。
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みむう - 梨瑠（Riru）さん» 長らくリクエストにお応えできず、すみません！遅くとも4月には書きますのでもう少しお待ちください！ (2020年3月8日 16時) (
レス) id: 2db5297879 (このIDを非表示/違反報告)
みむう - れいなさん» わかりました！甲斐野くんも面白い反応をしそうですよね笑 (2020年3月4日 15時) (レス) id: 2db5297879 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - みむうさん» ヒロインちゃんが周東くんに首筋に印を付けたときのお話ぐらいがいいですね。牧原くんや拓也くんにだけでなく､甲斐野くんにも印の事を指摘されるって感じのがいいです。説明下手ですみません… (2020年3月4日 12時) (レス) id: 9ad57a757c (このIDを非表示/違反報告)
みむう - れいなさん» 甲斐野投手ですね！どのお話あたりの絡みが良いでしょうか。 (2020年3月4日 10時) (レス) id: 2db5297879 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - こんばんは！いつも楽しく読ませてもらってます。個人的に甲斐野央くんとの絡みが見てみたいです。よろしくお願い致します！ (2020年3月3日 22時) (レス) id: 9ad57a757c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みむう | 作成日時：2020年1月15日 21時
