16.土曜日 ページ17
あのあとすぐに警視庁に戻り報告書を書いていた
降谷さんからの情報と私が持っている情報を重ね合わせパソコンに打ち込んでいるとある暴力団の存在が浮き彫りになってきた
だから降谷さんは公安を動かしたのか…!と自分で納得する
しかし違和感の正体はそれではない
別のマンションを爆発した意味、、
暴力団はなんのために…?なにが裏で動いているんだ…
何か引っかかる何かおかしい…
それは説明したくても説明できず、
お願いしますとだけ言って報告書を上司に提出した
違和感の正体に少しでも近づけないかと昨日爆発が起こったマンションを歩いて確認する
少人数だが警察官がそこにいて、その裏には
降谷さん.
昨日と同じグレースーツを着ていて傷は手当はしてあるが大雑把に処置されている
「降谷さん、お疲れ様です」
「…!Aか、驚いたな」
「どうしても違和感があり気になってしまって…降谷さんはなぜここに…?」
「俺も気になってな…場所を変えないか」
他の警察官がこっちを見てるのがわかった
私達は足早にその場を去る
.
着いたのは人通りの少ないところにある公園、ここならまず人に見られることは無いだろう
「A、どこまでわかった」
「あの暴力団が係わっているところまでは…違和感には何もわかってないです」
「大したもんだ」
降谷さんからの褒めの言葉に驚く
ここで気になっていたことを切り出す
「あの、その傷の手当てさせてもらってもいいですか…?救急箱なら持ってるので…」
「あ、あぁ。頼んだ」
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作者名:くろでぃー | 作成日時:2019年5月3日 11時