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お前が気に食わない ページ3

Aside


私は 童磨 という奴が一等嫌いだ。

人を見下すようなその綺麗で汚い目が

ヘラヘラと偽りの笑みを浮かべる彼奴の顔が

大嫌いだ。

「それで今日はどうしたの?辛いことがあったら言ってごらん?」

童磨が笑みを浮かべながら私の頭を撫でようとすると
Aは童磨の手首が落ちるくらい思いっきりはらった。

『勘違いするなよ。私はお前の信者じゃない』

Aは鋭い目で童磨を睨む

「わあ」

驚く表情さえ見せず笑みを崩すこともなく
童磨は手首を再生させた

『やっぱり鬼だったのか、再生が異常に速い···大勢の人を喰ったな』

「君も鬼だろう?名前教えてよ。」

『·····Aだ。いつかお前を殺してやる。』

目を逸らし言うのを躊躇ったが
童磨の目を見て自分の名前を言った

「良い名だねえ!んー?そういえば君も鬼···上弦じゃないよね。下弦の子?
いや、目に数字が刻まれていないから下弦以下の子かな?」

『私が鬼舞辻無惨の下についた覚えはない!!』

童磨の言葉に腹が煮えくり返ったAは
日輪刀代わりに自分が使っている藤の花模様の扇子で
童磨の首に斬り掛かる

「んーーっ惜しいなあ!」

とっ···と軽々しくAの攻撃は避けられてしまう。

「A!今日はちょっと終いにしよう!また明日ねえ!」



嗚呼、やっぱりお前が







『気に食わないな』

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作者名:右肩に違和感 | 作成日時:2020年2月11日 21時

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