悩みの種 36 ページ38
「Aちゃん」
「はい、なんですか?」
「あのね、秋斗くんと連絡が取れなくてね.....」
「え?」
翌日
由愛さんからお兄ちゃんと連絡が取れないことを知った
「三日前からなんだけど、それまでは遅れてでも連絡くれたんだけど、今は.....」
「お兄ちゃんってたしか萩野夫婦の父親の調査中でしたよね?」
「えぇ、そのはずなんだけど.....」
捜査が打ち切りになったのかもしれない
長官からの圧がかかって
そんなあっさり終わるはずないと思ったよ
「Aちゃんは蓮くんと連絡取れてる?」
「はい、朝も送ってもらいました」
「そう、大丈夫かしら?」
「わかりません、不安ですね.....」
お兄ちゃんがまた行方不明にでもなってしまえば由愛さんの心があの頃に戻ってしまう
せっかく、元に戻ったのに
私のせいで......
「とにかくAちゃんも連絡してみてくれないかな?」
「はい、わかりました」
私はお兄ちゃんに連絡を入れた
「蓮くんにも帰り道気をつけるように連絡しておいてね」
「はい、わかりました」
凄く不安だ
何か起こってしまう予感がする
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年10月26日 1時