悩みの種 34 ページ36
「はぁ」
「Aちゃん、大丈夫?」
「あ、はい大丈夫です」
今日は蓮くんが仕事だからお兄ちゃんの家に来ていた
「そう?顔色が悪いけど」
「少し夜が寝れなくて......」
「そうなの、体調は?」
「寝不足だけです」
「そう、寝れないときは切った玉ねぎを枕元に置いてみたら?」
「玉ねぎですか?」
「えぇ、匂いを嗅ぐことを意識してらすぐに寝れるわ」
「そうなんですか、試してみます」
「蓮くんと一緒に部屋なら半分ね、匂いが充満しにくいわ」
「はい」
由愛さんに教えてもらった方法を今夜試してみることにした
「蓮くん、ちょっといいかな?」
「ん?」
「あのね、由愛さんに枕元に玉ねぎを置いたら寝やすいって聞いたの、試してもいいかな?」
「おう、全然いいぞ」
「ありがとう」
「玉ねぎって本当か?」
「私は聞いたことないし半信半疑だけど試してみる価値はあるかなって」
「そうだな、俺も寝が浅いから深くなればいいな」
「うん、玉ねぎでよくなるといいね」
「おう」
玉ねぎを切り、枕元は狭いから椅子を持ってきてその上に置いた
「んん、凄い匂い......」
「この匂いを嗅ぐことを意識したらいいんだな」
「うん、寝れるかな.......」
目を瞑って嗅ぐことを意識していたらいつの間にか眠っていた
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年10月26日 1時