悩みの種 14 ページ15
「ふぅ」
先に出た萩野さんを確認し、私はコーヒーを頼んだ
話をした時は何も頼んでなかったから伝票は私の頼んだものだけ
お会計の心配はない
「えっと、蓮くんに連絡....」
終わったと連絡した
「なぁ」
「え」
背後から声がした
「話聞いた」
「萩野くん.....」
どこかで待機してたのだろう
蓮くんが来るまでに話を終えられるかな?
「俺もこれからとことんお前らを邪魔する」
「同級生の恋を邪魔するのは最低よ」
皆に広めてやる
全てが終わった後で
「同級生とか俺には関係ない、昔仲良かったから知ってるだろ」
たしかに
萩野くんは昔から自分の邪魔をする奴は排除してきた
裏でこっそり
表では絶対にしなかったけど
「そうね、その最低な性格は警察官になってもお変わりないようで」
「チッ」
イライラしている
それで早く帰ってくれないかな?
「お前、何してる」
「ぁ」
蓮くんが来てしまった
タイミング最悪
「おぉ、お前が成瀬蓮か」
「萩野健二か」
睨みあいが始まってしまった
「れ、蓮くん早く出ようよ!」
私は蓮くんの腕を引っ張る
「いや、ここで一言物申さないとな」
「え?」
「おぉ、いいだろ」
「Aに近づくな、そうお前の妻にも伝えろ」
「ほぉ、いいだろう」
それだけ言うと萩野くんは出て行った
「A、何もされてないか?」
「うん、大丈夫だよ」
正面に座った蓮くんに確認されたところで頼んだコーヒーが来た
「すいません、俺もコーヒーで」
「かこしこまりました!」
「どうだった?話」
「諦めないって、徹底的に邪魔されると思う」
「そうか、早いめに同棲しておいた方がいいだろうな」
「うん、それがいいかも」
「来週の週末までには手続きを終わらせておくから荷造りを進めておいてくれ」
「うん、分かった」
それから少し話し合い、店を出た
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年10月26日 1時