行方不明の兄を発見しました。 (ページ11)

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悩みの種　１０ページ11

「はぁ」

次の日の朝、ため息をつきながら準備をしていた

「もう、萩野くんのことで悩みが増えたよ....」

昨日の夜はあまり眠れなかった

話を聞かなければ良かったと凄く後悔した

ピピピピ

「あ、蓮くんからだ」

電話に応じた

「もしもし」

「もしもし、今大丈夫か？」

「うん、大丈夫だよ」

ベットに座り、話をした

「あのさ、元カノと会う前に会えないか？」

「大丈夫だけど.....何かあったの？」

「いや、会って不安を解消しようかと思って」

「そっか、それなら」

私の家に来ない？

「え、は？」

「や、無理だったら別にいいんだけど.....」

両親も蓮くんのこと知ってるし大丈夫じゃないかな？

「いや、行く」

「無理しないでよ？」

「急で驚いただけだ、場所教えてくれるか？」

「うん」

私は実家の住所を教えた

「インターホン押してくれたらいいからね」

「わかった」

私はさっさと着替えて、蓮くんを迎える準備をした

「母さん、これから蓮くん来るんだけどいいかな？」

「えぇ、むしろ大歓迎よ！！」

「そっか、よかった」

「父さんは残念がるでしょうね～」

「そうかな？」

「そうよそうよ、だってAの初彼氏くんだもの～！」

「うん、そうだね」

両親と蓮くんの関係は良いものになりそうで安心した

「どれぐらいいるのかしら？」

「う～ん？たぶん昼前まではいると思うよ」

「それなら何か買ってくるわ！何が好きかしら？」

「えっとね、この前クッキーとか甘いもの好きって聞いたよ」

「クッキー、それなら昨日お隣さんと一緒に作ったクッキーがあるわ！」

「え、そんなのあったんだ！」

「えぇ、コーヒーも準備しておくわ！」

「ありがとう」

私は自分で呼んだのにそわそわしながら待った

萩野恵美さんと会う前なのにね