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よく見たらどう考えても美人。そして俺の好み。…否、そんな事より何故?何か辛いことがあって死のうとしたのかもしれない。






………いや、ちょっと待てよ。




「…俺の隣の部屋って誰も住んでなかったよな」






そう、俺の隣の部屋は空き部屋の筈なのだ。真逆空き巣でもしようとしたのか…?だがあんなひょろっちい身体じゃそんな事も出来ないだろう。そう考えるとやはり……




『あ…ええと、今日引っ越して来ました、足利Aと申します…』


嗚呼、なんだ。納得………








「引っ越してきた当日に自 〇しようとしてたのかよ!!!!!此処を事故物件にするつもりか莫迦!!!!…つか、何で死のうとしてたんだよ」






………する訳がない。逆に謎は深まるばかりだ。こんなに美人ならば人生もそこまで苦労することも無かっただろう。決めつけるのは良くないがよく手入れされた髪、ハイブランドであろう服、…何が不満なのだろうか。






『何となく、ですかね。いい高さだったんで。』





…?????????? 悪い、俺の頭が悪ィのかもしれない。今こいつは何と言った? 何 と な く . . . ? 何となくで自 〇しようとする等、腹ただしい元相棒の顔が頭に浮かぶ。…真逆、此奴。






「…自 〇志望って、事か?」







『はい!…常日頃から自 〇を試みているのですが、中々。』








自〇志望の美女、見つけたけれど。




……せめて俺の好みでなければここまでむず痒い心境になることも無かっただろうに。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:いち | 作成日時:2018年4月11日 12時

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