【名探偵コナン】黒組織の愛され美女 (ページ12)

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ターゲット 10 ページ12

｢だ、大丈夫ですか？？｣

と見上げてくる安室さん。

『ごめんなさいっ……今すぐにっ……！』

焦って焦って立とうと手をつくと萌え袖していたこの私のバカのせいでまた思いっきし袖で滑ってしまった。アホなのか私、

もうあと数センチで唇が触れてしまうってくらいまで安室さんに近づいてしまい、焦りが段々冷や汗に変わっていく。

早く退かねばと思い動こうとすると、ｽｯと頬に安室さんが手を添えてきた。

そして今にもキスしそうな雰囲気になって、頭に警報が鳴り響く。

こうなったら、ええぇい！！

と安室さんの口に手を当てるとぱちっと目が合った。

『安室さんってば、もう酔ってるんですか？ｸｽｯ』

と微笑みながら退くと、安室さんもクスッと〝そうかもしれません〟と笑って頬にチュッとしてワインをもって歩いていった。

ななななな！なんじゃありゃっ！！！
さすが安室さん、女慣れしてるんだね？！やっぱりそうなんだね？！？！

火照った頬を冷ますように駆けていく。

少し薄暗くなった部屋の電気。夜景の見える窓ガラスの前のソファで二人で一緒に座ると、ワインを渡される。

乾杯してから初めてのワイン。

なんだかちょっと飲んだだけで酔いが回った気がする、、、やばし、、、

こんな時は一気に飲んじゃえっ！で、ゆっくり酔いを覚まそう！と思った私は馬鹿でした。

酔いが10分の7位まで回りました。はい。

｢Aさん、、酔ってます？？｣

まだ意識はある一応、、ただ呂律が、

『へっ？？そんな訳ないですよぉ～！』

｢いや……結構……｣

『安室しゃんも酔ってるんですかぁ？？』

｢いや、僕は……って結構酔ってますよね｣

何だか甘えたい気分になって、自分の思いとは裏腹に安室さんの膝の上に誇り、ｷﾞｭｰｰｰｯと抱きしめる。

｢えっ、Aさん？！？！｣

『……安室しゃん……キスしたい気分です……』

段々自分が何をゆっているかわからなくなってきた

｢……｣

今は誰かの温もりが欲しいと思った。
ずっと頑張ったんだもん、いいよね、？

少し離れて安室さんの頬に両手を当てて

『お酒のせいにしませんか、？』

と言うと急に目付きが変わって簡単に押し倒された。