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最終話 ページ34
ーそれから一年後ー
「奏さん」
「あぁ」
式が行われた
帝様、奥方様
後は親族のみで行われた式
私は美しい
「似合っているぞ」
「はい」
柔らかい笑みを浮かべ、式が始まった
今を思えば私は珠子ちゃんの言う通り、お見合いをしていてよかったと思った
彼女が私の運命を変えてくれた
ありがとう
心を許せる友人、珠子
「似合っている」
「はい、父上」
「暦に似ている」
「っ」
たった一言
亡くなった母に似ている
その一言が凄く嬉しかった
「ありがとう、奏さん」
「いや、これからだ私達の生活は」
これからずっと奏さんの隣で生きていく
彼の隣は温かい
柔らかい
とても、落ち着く
「これから末永くよろしくお願いいたします」
ー完ー
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月31日 17時