63話 ページ25
「できた.....二人でここまで出来たのは初めてです!」
「運んでもらっている間に夜食の下ごしらえをしましょう」
「はい!」
下ごしらえを済ませ、帰ってきた食器を洗う
「あの、柊さんはどうしてここまで出来るのですか?」
「わたくしの家は代々使用人として一条家という家に仕えてきました」
「許婚様とかは?」
「奏様とお見合いするまでは一人も」
「え?貴族なのに許婚がいなかったのですか?」
「はい、家の決まりで末のわたくしには今まで許婚がいませんでした」
「あ、もしかして」
「はい、使用人として働く者がいなくなるからです、そのためわたくしは物心ついた頃から使用人として働くため掃除、料理などを身につけました」
「ちなみに、使用人としては何歳から?」
「4つです」
「え!?」
「使用人と言っても同じ年のお嬢様専属として、12になるまでは掃除のみでした」
「4つからって、凄いですね」
「そうですね、ですが今ここで色々お役に立てて嬉しいです
「謙虚ですね」
「人に尽くすのが好きなだけですよ」
洗い物を済ませた
「それでは、夜食作りの前にまた来ます」
「はい、ありがとうございました!」
私はさっき他の使用人の方ができていなかった高い所の掃除を始めた
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月31日 17時