59話 ページ21
「Aは今まで一条で使用人として働いておりました、それに咲様ご友人としてもお傍にいることで精神的な面での負担を軽減してくれるかと」
「それは私は凄く嬉しいけれど、Aさんの身が危険になるかもしれないわよ?」
「わたくしはそれでも構いません」
「Aさん.....」
「奥方様は帝様を支えなければいけません、それなのに命を狙われています、わたくしは奥方様のご友人として、一度助けた命をもう一度助けさせてくださいっ!」
「いいだろう、奏の許婚でもあるから皆納得するであろう、それに咲の友人としても咲の負担が軽減するなら良い、許可しよう」
「ありがとうございます!」
私は深く頭を下げた
「だが、使用人として働く使用人はいるが多くはいない、一手に引き受けることになるが良いか?」
「掃除、家事、料理、全て幼少の頃から叩き込まれております、お役に立つことを約束いたします」
「心強い助っ人が来てくれて助かる、妻のことをよろしく頼む」
「承知いたしました」
私は強く手を握り締めた
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月31日 17時