33話 ページ36
「Aおかえり〜」
「ただいま」
同じ使用人、珠子と一緒に相部屋で暮らしている
珠子は貴族ではなく平民
でも、身分関係なく部屋を決めてほしいと私が旦那様に言ったのだ
「うわ、凄いお礼だね」
「うん、着物だって」
「いいな〜豪華な着物」
「豪華すぎて着れそうにないよ」
「これはAの優しさの象徴みたいだね」
「そうかな?」
「そうそう、そういえば」
「ん?」
「神官様の御告げによるとそろそろ見つかるんだって、お嬢様の許婚が!」
「それは、凄く嬉しいね!」
「Aはさ、お嬢様が婚約したらそのまま相手の家に行くの?」
「どうだろうね、父上と旦那様と相談かな」
「相手の家ってどうだろうね?最低な使用人とかいなかったらいいんだけどね」
「そうだね、一条の使用人は良い人ばかりだからね」
「わかる!前の所とは大違い!」
「ふふ、大変だったね」
「Aも、これから忙しくなるね」
「うん、頑張らないと」
私は気合を入れて、仕事に取り組んだ
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月2日 2時