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２１話 ページ24
「失礼いたします」
「おお、来た」
「どなたでしょうか？」
「捜査陰陽師の草壁です、許可をいただいたと聞きましたので来ました」
「はい、大丈夫です」
「それでは、採血をさせていただいても？」
「はい」
私は袖をあげ、腕を出した
「失礼します」
針が刺さり、血を抜かれた
「ありがとうございます」
「いえ、お役に立てて光栄です」
「思い出すのは酷なことだと思いますが、柊さんが襲われた物の怪について、何かありませんか？」
「......顔の傷は大きな爪のようなものでつけられました、肩は奥方様を庇った時に噛まれ、随分長居間噛まれていました」
「そうですか」
「それと、暗くて事実かどうかはわかりませんが......」
「話してください」
「はい、見間違えかもしれませんが額に“星”のようなものが......」
「星？」
「はい」
それと
あの時の光景を思い出すのは辛い
でも、話せることは話そう
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作者名：伊東と田中 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時：2020年1月2日 2時
