20話 ページ23
「ほら、驚いただろう?」
「はい、なんで気づかなかったのでしょうか.....」
「必死だったからだろう」
「そうですね」
「蒼月、そろそろ行かないといけないじゃないか?」
「チッ」
「え」
「あの、わたくしのことでしたらお気遣いなく、お気をつけて行ってくださいませ」
「駄目だ、式神に行かせる」
「え、ですが.....」
「しゃーねえな」
「よし、決まりだ」
椎名様はここに残るようだ
「本当によろしかったのですか?」
「大丈夫、今日は簡単な任務だから」
「そうでございますか」
「家族の問題の方はどうなったんだ?俺が送ったその日にあの場所にいるのは可笑しいが」
「家に戻った瞬間解決いたしましたので、その足で引き返すことにいたしました」
「馬車は?」
「姉が使っておりましたので徒歩で」
「そうか、柊ちゃんが地面に落としてた風呂敷は回収してあるから必要な時に声をかけろよ?」
「はい、ありがとうございます」
コンコン
誰か来たようだ
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月2日 2時