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9話 ページ12

「お、柊ちゃん」


「すいません、今は急いでいるのでご相手はできません」


「どっか行くの?」


「はい、実家に戻ります」


「送ろうか〜?」


「いえ、旦那様が馬車をご用意してくださっているので大丈夫です」


「馬車?それならさっき運転手の人が倒れてて大変そうだったよ」


「え」


「ってことで、送るよ」


「わっ」

白い紙のようなものを取り出したと思ったら

すぐに煙が出てきた


「式神〜」


「す、凄いです......」

陰陽師が持つ、式神を近くで見るのは初めてだ


「はい、乗って〜」


「失礼いたします」

中に入ると


白竜(はくりゅう)移動しちゃって〜」


「はいよ〜」


「わっ」

どこからか声がして、動き始めた

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設定タグ:貴族 , 平安、明治 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2020年1月2日 2時

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