検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:16,119 hit

ねえ、どこ? 9 由紀side ページ10

「先輩、ちょっといいっすか?」

「おう、何だ?」

「萩野のことなんっすけど、何で辞めたんですか?」

「さあ、俺も知らねぇな」

「それじゃ、萩野の居場所知ってますか?」

「それは知ってるぞ」

「本当ですか!」

「たしか、アメリカの別邸にいるとかなんとか」

「は、アメリカ?」

「タメ口禁止アタック!」

「ちょ!」

デコピンされた

「なんだお前、萩野のこと好きなのか?」

好きって言っといた方が都合がいいのか?

何もないのに聞くのも変だし好きって言うか

「はい、警察学校の頃から好きです」

「お前マジかよ、不倫には絶対なるなよ?」

「わかってますよ、訴えられるとか嫌っすから」

これからの先輩の態度が面倒くさくなると思うけどAのために我慢した

「さて、仕事しますか」

資料室へ行くフリをして少し庁内にいるはずのある人を探した


「あ、如月先輩!」

「たしか、Aの」

「はい、ちょっとその件でお時間ありますか?」

「おう」

私はある場所で如月先輩と話をした

「初めまして門野由紀です」

「如月秋斗です」

「先輩、聞かれるとまずいので耳元で」

「そうだな」

第三者から見ればキスしていると勘違いされても可笑しくないぐらいの距離で話した

「Aは今家にいます」

「そうか、様子はどうだ?」

「そうですね、顔色はよくないです」

「そうか.....」

「はい、Aの彼氏さんは今アメリカにいる可能性が高いです」

「アメリカ?」

「はい、私の上司が萩野がアメリカの別荘にいるかもしれないと」

「そうか、アメリカか」

「あくまで可能性ですけど」

「そうか、アメリカならこっちより手が周る」

「はい?」

「情報ありがとうよ、妹のこと頼むな」

「は、はい!」

先輩と連絡先を交換し、仕事に戻った

ねえ、どこ? 10 由紀side→←ねえ、どこ? 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 今回は兄と彼氏 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年11月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。