ねえ、どこ? 6 ページ7
「よし、同期がたまに来るけどよろしくね」
「ううん、ありがと」
由紀の家で情報を交換しながら暮らすことにした
たぶんこれからあの店か由紀の家が会議の場所になると思う
「A、仕事はどうするの?」
「わからない、今有給で休んでるけど私を追ってる警察官が見張りに来るよね?」
「たぶんね、誰があっち側なのかまだ分からないしどうにもできないよね」
「うん」
「とりあえず、仕事は来週までは休みにしよう」
「そうだね、沙良には来週から復帰するように伝えとく」
「おけ、私の信頼できる同期にはAの顔と特徴は伝えてるから何かあれば守ってくれると思うよ」
「ありがと」
「今はどの辺探してるの?」
「この辺の廃工場や廃ビルは全部探した、後は民家とかになっちゃうから探せないから隣町や隣の市まで電車で探してる」
「そっか.....」
「由紀は、仕事とか大丈夫?」
「うんいつも通りで特に何もないよ」
「そっか」
「お兄さん、如月先輩のことは庁内で噂になってるよ」
「噂?」
「うん、何か長官の気に障ったらしくて、今停職中だって」
「停職.....」
「うん」
「お兄ちゃんね、今日怪我して帰ってきたの」
「今日?」
「うん、今まで蓮くん、彼氏が連れ去られた所見てたらしくて潜入してたんだって」
「そっか、それじゃ停職は噂だけだね」
「その辺はよく知らないの」
「う〜ん?」
「お兄ちゃんも協力してくれるって言ってたから由紀から接触するのもいいかもしれないよ?」
「そうだね、庁内で会ったら声かけてみる」
「うん、お兄ちゃんにも言っとくね」
「おっけ」
私は由紀に代わり、晩御飯を作った
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2019年11月26日 1時