行方不明の兄を探します。part.2 (ページ19)

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捜索６５日目ページ19

「私また結城さんの所に行って相談してくる」

「俺も一緒に行く」

「え？いいよ、成瀬忙しいでしょ？」

「大丈夫、上司から後輩に少し仕事回せって言われた」

「そうだったんだ」

「宮本さんが出張中だし大きい仕事は入ってこないからさ」

「そっか、ありがと」

私は明日成瀬と一緒に行くことにした

「明日結城さんの所に行く前に姉の所寄ってもいい？」

「あぁ」

「母さんから意識回復したって連絡入ってたんだけど行けなかったの」

「わかった、明日一緒に行こう」

「うん、ありがと」

私は少し眠り、明日のためにゆっくり休んだ

ー翌日ー

「よし、熱も下がったし準備ＯＫ！」

私は服に着替え、成瀬と一緒に病院に向かった

こんこん

「あ、Aちゃん！」

ベットから起き上がって優斗と話していた所だった

「A！」

「優斗、良い子で由愛さんに心配かけなかった？」

「うん！友達と遊んでた！」

「そっか」

優斗が元気そうでよかった

「優斗ごめんね、ちょっとだけお外に出ててくれない？」

「うん！分かった！」

由愛さんは優斗を外に出した

ってことはお兄ちゃんの話をするんだろう

「Aちゃん」

「はい」

「秋斗くんのことなんだけれど....」

「すいません、あの日は言い過ぎてしまって」

「いいのよ、大丈夫だから」

「はい、お兄ちゃんのことで私も話があるんです」

「何かしら？」

「お兄ちゃんは人に言うことができたい部署でしたよね？」

「えぇ、聞いても教えてくれなかったわ」

「もしかしたらどこかに潜入していたかもしれません、あの元カノと一緒に」

「そうね、その可能性はなくはないわね」

「ずっと隠してたんですけど私お兄ちゃんのこと探偵に頼んで探してもらってたんです」

「え？そうだったのね」

「それでお兄ちゃん元カノと一緒にいる所は知っていたんです」

「どうして教えてくれなかったの？」

「由愛さんに.....これ以上負担をかけたくなかったんです....」

「Aちゃん、ありがとうね」

「いえ、結局負担をかけさせてしまって入院させてしまいました....」

「大丈夫よ、私もAちゃんに相談しておけばよかったのよ」

「でも....」

「大丈夫よ、すぐに退院できるからね」

「はい」

重たくなっていた空気は優斗の一言ですぐになくなった