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捜索44日目 ページ45

「待てよ」

「ぅ」

やはり止められてしまった

「俺まだ如月の口から返事聞いてないんだけど」

「えっと、それは....」

告白の時は勢いで言っちゃったけど面と向かって言うのは恥ずかしい

「ゆっくりでいいから、聞かせてくれ」

「.....うん、分かった」

私は凄く恥ずかしいけど成瀬の目をじっと見つめた

そして深く深呼吸し、心の準備を整える

「わ、私も成瀬のこと....好き、です」

最後の方に行くたびに声が小さくなっていった

だから自分では最後まで言えたかあやふやだった

「俺と、付き合ってくれますか?」

成瀬は最後まで聞こえたらしく、そういう

「はい!」

改めて口にして言うのは恥ずかしい

でも心はほっこりするほど嬉しかった

「それじゃあ、またね」

私は明後日の方向を向きながら立ちあがった

「ちょ、俺も仕事終わるまで待つよ」

「いいよ、遅くなるし....」

成瀬も仕事で疲れてるだろうから

「駄目だ、何かあったら俺が心配するし、それに」

「それに?」

「彼女を安全に家まで送るのも彼氏の役目だからな」

「!」

「いいか?」

「うん!」

私はいつも以上のスピードで仕事を終わらせた



「何か新鮮、成瀬と一緒に帰るの」

「そうだな、いつもと違う感じがするな」

「うん」

恥ずかしくてあまり会話が弾まなかったけどそれでもよかった

今隣に成瀬がいて、一緒に帰るのも夢のようだから

「家まで送ってくれて、ありがと」

成瀬と一緒にいると帰り道も短く感じる

それぐらい楽しかった

「じゃあな」

「うん、気をつけてね」

私は成瀬を見送り、家の中に入った

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設定タグ:恋愛 , 行方不明 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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伊東と田中(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 面白かった!クオリティが高いですね!続編行ってきます★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d935f18f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年8月12日 22時

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