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捜索36日目 ページ37

「はあ」

次の日、ため息をつきながら仕事をしていた

昨日結城さんに教えてもらった情報が気になってしかたない

お兄ちゃんの行動が分からない

「A!浮かない顔してるけどどうかしたの?」

「昨日、お兄ちゃんのことでちょっとね....」

「そっか、お弁当の時に相談聞くよ!」

「ありがと」

人に悩みを話すことによって少し和らぐと聞いたことがある

沙良はそれを知っていたのだろう

優しい子だな

「......」

「如月!」

「はい」

「営業部の成瀬に届けてくれるか?」

「!」

「頼めるか?」

「はい」

私は資料を持ち、成瀬の所に行った

「(部長、最近何かと営業部の資料運びを私に頼むよね?)」

謎だな

「成瀬」

「如月、何だ?」

「部長に頼まれた資料を持ってきたの」

「お前、よく営業部の仕事頼まれるな」

「うん、よく分からないけど」

「ま、サンキュ」

「うん」

私は仕事の話でも成瀬と話せたことが嬉しかった

相当成瀬に毒されてるな

「如月さん!」

「何でしょう?」

営業部の部長に呼ばれた

「すまないが藍染さんに渡してほしい資料を頼んでもいいか?」

「はい、分かりました」

私は見て驚いた

「(量多いな、一人で持てるかな?)」

結構な量だった

私は重かったけど必死で耐える決意を固めた

「失礼、しました」

私は少しふらふらしながら総務部に戻る道を歩く

「ん....」

道行く人に見られ、大変そうだとひそひそ話された

「」

少しイライラしていた

「如月、大丈夫か?」

「成瀬....」

私が持っていた資料の半分以上を持った

「な、悪いよ」

せめて半分以上は自分で持たないと

「女だろ、力仕事は男の仕事だから」

「!」

私は嬉しかった

ちょっとだけど女の子扱いされて

「如月さん!」

「何でしょうか」

資料を持ち、成瀬と歩いていると今度は人事部長に話しかけられた

「すまないが総務部部長にこれを渡してもらえないか?」

「分かりました」

人事部長は紙一枚だけだったので大丈夫だった

「お前、ちょっとは断れよ」

「断ると印象悪くなるから駄目」

「総務部って大変だな」

「当たり前よ」

会社で一番偉い部なんだから

営業部とかとは全然違うのよ!

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設定タグ:恋愛 , 行方不明 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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伊東と田中(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 面白かった!クオリティが高いですね!続編行ってきます★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d935f18f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年8月12日 22時

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