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捜索35日目 ページ36

「私明日も仕事だし、そろそろ帰ろうかな」

「明日も?大変だね」

「仕方ないよ、自分で選んだからね」

私は皆に手を振って会場を出たとき

「あ、如月じゃん!」

「新島くん、久しぶり」

そこそこ仲の良かった男子、新島くん

「相変わらずチャライ見た目してるね」

「如月は真面目にスーツなんか着てさ〜」

「仕事帰りなの、悪い?」

「全然悪くない!」

「そうだ、結婚式いけなくてごめんね」

「全然!仕事忙しいんだろ?」

「うん、ほぼ毎日出勤してる」

「うわ、マジか」

「それじゃあ、帰る」

「じゃあな〜」

私は新島くんに別れを告げ、家に帰った

「そういえば、佐伯くんいなかったな」

一番仲良かった男子の佐伯くん

見なかったから来ていないのだろう

佐伯くんはあぁいう場は嫌ってたし

それにクラスの人結構嫌ってる人が多かったからね


「A〜、これから空いてる?」

「ごめん、これから結城さんの所に行くの」

「そうなんだ」

「ごめんね」

次の日、昨日結城さんから有力な情報が入ったと聞き、早めに仕事を終わらせ行く予定だった

「こんばんは」

「如月さん!お茶いれますね」

「ありがとうございます」

娘の鈴ちゃんにお茶をいれてもらった

「如月さん、これです」

「はい」

私は結城さんに渡された資料を見た

「え」

「お兄さんはこの方で間違いないでしょうか?」

「....はい、涙袋にほくろがありますしそれに顔が同じです」

「この方で間違いないならこれを....」

「え」

そこにはお兄ちゃんと知らない女性が写っていた

「この女性に見覚えはありますか?」

「ちょっと待ってください」

私は頭をフル稼働し、思い出す

「あ」

「思い出されましたか?」

「はい、この女性はお兄ちゃんの元カノです」

「え、名前とかは覚えていらっしゃいますか?」

「たしか.....榎本美咲(えのもとみさき)さんだったと思います」

「分かりました、引き続き調査を続けます」

「はい、お願いします....」

私は探偵事務所を出た

「(お兄ちゃんなんで元カノと会ってるのよ....)」

私はお兄ちゃんへの怒りと由愛さんへの申し訳なさ

二つの感情が同時に出てきた

「はあ、どうしよう....」

このことは家族誰も知らない

相談できるのは沙良ぐらいだろう

「もう.....」

悩みが増えてしまった

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設定タグ:恋愛 , 行方不明 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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伊東と田中(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 面白かった!クオリティが高いですね!続編行ってきます★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d935f18f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年8月12日 22時

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