捜索３３日目 ページ34
「Aちゃん、これお母さんがAちゃん宛てだって持ってきたわよ」
「ありがとうございます」
忙しい時期も過ぎ、由愛さん達の家に戻ってきていた
「同窓会か」
「いいじゃない！行ってきたら？」
「でも仕事がありますし....」
「欠席するの？」
「はい、仕事第一ですしね」
「えぇ〜」
残念がっている由愛さんに申し訳なさが出た
たぶん息抜きにでもって思っていたのだろう
「(えっと、幹部は....)」
私は欠席の電話をしようと幹部の人の名前を見た
「萩野くん....」
「何か言った？」
「いえ、何でもないです」
私は部屋に行き、書いてある萩野くんの番号に電話した
「もしもし」
「もしもし、如月Aです」
「如月か、どうしたんだ？」
「同窓会のことなんだけど、仕事があるから欠席します」
「は？８時からだぞ？」
「９時ぐらいに仕事終わるから」
「なら、それ終わったら来れば？」
「確実に９時に終わる確証もないし」
「皆、残念がるだろうな〜」
「そう」
私は萩野くんが引き止めるなん思ってもいなかった
前に会ったときも素っ気無かったし
それに友情破壊してるし....
「欠席はなしだぞ？来れるなら来い」
「分かった」
私は電話を切った
「はぁ」
ため息と同時に久しぶりに会う同級生に少し楽しみにもなった
でも不安の方が大きい
私が萩野くんと絡んでいたのを妬んでた女子もいるし
友情破壊したって聞いて軽蔑してきた女子もいる
「どうしようかな」
私は凄く迷った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊東と田中(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて凄く嬉しいです★ (2019年12月14日 23時) (
レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 面白かった！クオリティが高いですね！続編行ってきます★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d935f18f17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊東と田中 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時：2019年8月12日 22時
