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捜索10日目 ページ11

カタカタ

必要なこと以外しゃべらない部なので新入社員の話し声が響く

「静かにしてくれない?」

私が言う前に沙良が怒って注意していた

「「すいません」」

まったく反省の色が見えない

笹野以外は

「(笹野はしっかりこちらを見て観察している)」

痛いほど刺さる笹野からの視線

さっきから一言も喋らずずっとこちらを見ている

「(これはいけるかもしれない)」

総務部に

私は社長に送る名簿に笹野のことを付け足した

総務部に入れても問題ない人材だと

私は笹野の経歴を見返す

「(高校も大学も偏差値が高いと有名な所か)」

頭の回転がすごそうだと思った

総務部は必要以上に時間をかけられない仕事だ

瞬時の判断力が必要になる

ピピピピ

「ん?」

総務部だけが持っている携帯に着信があった

「はい、総務部如月です」

私は社長からの用件を聞く

「了解しました」

私は沙良の所に行く

「十王院社長が来るって」

「嘘、マジで?」

「うん、社長から」

「OK」

私は沙良と一緒に玄関ホールに行く

「ようこそおいでになさりました、十王院様」

社長からの用件は十王院グループの社長が来るから出迎えろ

そういう内容だった

「総務部の如月と申します、社長室までご案内させていただきます」

きちんと挨拶してから社長室まで案内する

私が案内する役

沙良は一足先に廊下に行き、人払いをする役だった

「こちらが社長室でございます」

私は一礼し、扉を開けた

「如月はこれで失礼いたします」

私は粗相のないようにし、その場を立ち去った

「あぁ〜緊張した〜」

「ドンマイ、私は影役でよかったわ」

「変わってほしかったな〜」

「でも直々でしょ?よかったじゃん!」

「それはそうだけどね」

体を伸ばしながら総務部に戻る

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設定タグ:恋愛 , 行方不明 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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伊東と田中(プロフ) - ミントさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 面白かった!クオリティが高いですね!続編行ってきます★ (2019年12月14日 23時) (レス) id: d935f18f17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年8月12日 22時

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