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第二十一話 ー決意に満ちた表情ー ページ26

「……」

銀さんと、二人で並んで帰っている。普段銀さんは帰ろうアピールはしてこない。何か話したいことがあるのだろう。
が、全然話が始まらない。
言いたいことを整理しているのだろうか。

「銀さん、なにか言いたいことあるんでしょ?」
「っ。あのさ……」

ゆっくりと言葉を探しながら、銀さんは口を開く。

「ライがすげー強いのって、すげー努力したからなんだな」
「まあ、うん。国ごと潰されて、あの時は心が燃えまくってたっていうか」
「俺さ、ライが強いのって、神様に力を与えられたとか、その持ってるほうぎょく?の力とか……
そう思ってたんだ」

何が言いたいんだろう。

「えーと、ライは努力しないで才能みたいなので強くなったみたいな?」
「え!? いや、そういうわけじゃ」

急にあわあわしだす銀さん。正直言って可愛い。

「へへ、まあ私は強いからね。強すぎてそう思っちゃったのかな?」

おちゃらけてみせると、銀さんは少し落ち着いたようだ。

「いや、なんかさ……。携帯で適当になんか見たら、そういう小説を見つけてさ……」
「小説かぁ」

帰ったら調べてみよう。

「で! 俺が言いたいことなんだけど」
「え、まだ言ってなかったの」

ごめんね誤解してた☆ゴメンネてへぺろっ♡ってことじゃないの?

「まだちょっとしか過去知らないけど、ライはすっごい頑張ったと思うんだ」
「うん」
「もう、十分すぎるくらい」
「うん」

だ、だから……と一瞬迷ってから、銀さんは意を決したように言った。

「これからはさ、俺だって強くなってライを守りたい」
「……うん」
「だから、ライがもう頑張らなくていいように俺が頑張るよ」
「……? うん?」

じゃっ!と銀さんは帰ってしまった。
……

……

何がしたかったんだろう。
なんで急に私を守るとかもうライが頑張らなくていいとか言い出すのか……。

ま、いいや。帰って例の小説を調べよう。

ーーーーーーー
意味不明すぎてなんか泣きそう。疲れてんのかな……。
あ、


新章入りまーす。

第二十二話 ーネットサーフィン中に見つけたお宝ー→←各キャラ番外編 ーすまない先生の苦悩ー



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五空巫琴 - よーぐるっぺさん» 別の物語でしたね、すいません。ちょっと遅くなりそうですができると思います! (10月20日 0時) (レス) id: 1d6aa396b2 (このIDを非表示/違反報告)
五空巫琴 - よーぐるっぺさん» 閲覧ありがとうございます〜!最近めっちゃ更新止まっててすいません。ちょっとお知らせ書いたんでみてくれると嬉しいです! (10月18日 20時) (レス) id: 1d6aa396b2 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐるっぺ - プリ小説見ました、神でした!出来ればでいいんですが此方で別の物語書いてみてくれませんか?出来ればでいいです!プリ小説頑張ってください! (10月17日 19時) (レス) @page21 id: 248871b3e8 (このIDを非表示/違反報告)
五空巫琴 - チェリーさん» コメントありがとうございます!結構いいところで終わってしまいましたので、続きはプリ小説でお読みください。更新停止しないようがんばります! (2023年1月26日 21時) (レス) id: 1d6aa396b2 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー - 姫…マジか…w (2023年1月23日 15時) (レス) @page14 id: a8a6984a32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五空巫琴 | 作者ホームページ:いつか…作る!  
作成日時:2022年9月26日 20時

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