神子柴君と安楽椅子

神子柴君と部活動 ページ6

演劇部、通称ゲキ部は幻想学園で1、2を争う程盛んな部活だった。

創設当初からある歴史ある部活である。

その演劇部の部長であり現在の神子柴龍巳という人物を創り上げた人物が居た。

その人は突然という言葉が似合う人だった。

突然現れ廃れた演劇部を泥の底から救い上げ発展させた。

その背中を追ってきた神子柴はよく知っていた。

あの人は本当は弱い人だと。


吹奏楽部、部長の赤目酸素(あかめさんそ)は友達が居なかった。

いつも孤立していた。

後輩からは慕われてはいたがいつも孤立していた

赤目はいつも羨ましかった。

顧問にはハブられクラスでは陰口を囁かれ後輩からは白い目で見られる。

そんな中救ってくれたのが演劇部部長であった。


「彼奴は変えてくれたんだ、全部、学校も、私も部活も！何もかも全て！！」


弓道部、書道部、茶道部、科学部、天文部、美術部…

色々な部がある中最も特異なのはゲーム部だった。

「ゲームで想像力を深め、友と密接な関係になる」という活動方針だが

まず存在を知られていない。

部長である神子柴は


「最初俺しか部員が居なかった、先生が部員が二人になったらいいぞって言ったから有希を誘ったらノリ気でOKしてくれた。」


と言っていた。

その後ゲーム部と存在を知った緋夜達が入部してきて今ではただのぐだぐだした酷い部になってしまった。

顧問は諦めている。

部活動の紹介はいずれまた、

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