-番外編- 神子柴君と合宿 其の壱 ページ20
「合宿?」
「違う!お泊まり会的なの!!」
其れは葛利の提案だった。
「嫌だよ…しかも俺ン家確定じゃん…」
「うん、いいでしょ?」
「何其の威圧…」
「アスト君に聞いたらたつみんに聞いてって言われたもんー。」
「アストめ…」
神子柴は嫌そうな顔をした。
キラキラと輝いた笑顔を見て更に顔を歪めた。
「たーつーみーんー!」
「はいはい、じゃあ誰でも良いよ誘え。」
葛利がキャーキャー言いながらどこかへ走っていった。
神子柴が面倒そうにあくびをした午後4時30分。
その日は何も無く神子柴は真っ直ぐ家へ帰った。
「ただいま〜!龍巳!」
狐井が帰ってくると神子柴はソファで眠っていた。
「龍巳?龍巳ー。」
「たつみーん、起きてー?」
神子柴は其の声に目を開けた。
狐井と葛利の顔が目に入る。
「…何?」
「お邪魔してるね−、たつみん!」
「明菜ちゃん、部屋こっちだよー。」
「うんー、たつみんのお家大きいね!」
葛利が笑うと神子柴は渋々重い体を起こす。
インターホンが鳴る。
「神子柴−、来てやったぞ!」
「龍巳−、本当に良いの?」
「お前大丈夫か?」
「っ!?おにーさんまで、は?何人呼んだんだよ明菜!!」
神子柴が叫ぶと分からないと明るい曖昧な声が返ってきた。
神子柴は舌打ちをして白槻と有希を奥へ案内した。
「ここなら好きに使って良いから。」
「龍巳は自分の部屋で寝るの?」
「え?」
「折角だし、愚痴も聞いてやるよ。」
神子柴は仕方なく布団を持ってきた。
二人は既に荷物を整理し終わっていた。
「くそっ、めんどくっせぇんだよ。」
「や、やあ。」
「部長、お邪魔してます。」
「月先輩と七市…」
神子柴は布団を置いてリビングに戻ると津原が寝ていた。
「おい、津原ァ。」
「ふげっ、神子柴?」
津原が起きると後ろから狐井が来た。
「つーちゃん、こっちだよ。」
「ん〜…」
狐井が津原を連れて行く。
神子柴の背中を誰かが叩いた。
「やっほ!」
「シケ先輩、何してんスか。」
「泊まりに来たの!あ、ホラ部屋どこ?」
「アストに聞いてくれ…」
神子柴は疲れて眠ってしまった。
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龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで!待っててね!!それまでにお仕事見つけてね!!!!!! (2017年1月10日 21時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ!!!素敵ウワアアアアめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 【 】nanashiさん» は?何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる!津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。
作成日時:2016年11月18日 19時