神子柴君とセーラー服 ページ15
神子柴龍巳はあり得ない場面で人生最大のピンチを迎えていた。
神子柴の姉から学校に神子柴宛で手紙が届いていた。
そこには
「幻想祭だって?懐かしいね!龍巳のクラスは何やるのか知らないけど見に行くね!
勿論ステージも見に行くよ!
10年ぶりかぁ…会うの楽しみにしてるね! 姉より。」
ステージは良いのだ、ステージは。
クラスはまずい、非常に。
(女装喫茶だぞ…?姉貴に見せらんねえよ…)
悶える神子柴を余所に幻想学園高等部2-A女装喫茶は開店した。
あちこちで笑い声が聞こえる。
「たつみん!行って!!」
何故女子は男装なのか意味が分からない。
葛利に背中を叩かれ渋々前に出る。
「い、いらっしゃいませ…」
精一杯の女声。
引き攣った笑みでお客様に向かう。
「…本当にやってたんですね、部長。」
「あっは、神子柴すげぇ!めっちゃ可愛いじゃん!!」
「すやぁ…」
ゲーム部+1、神子柴は真顔になる。
「何してんの…?」
「活動中にこなけりゃいい話でしょ?活動中にきてたら追い返されてるもん!」
「ふざけんな帰れ。」
「あ、坂本−!」
「っ、おい!花澤!!」
響香に呼ばれた有希はビクッと神子柴を見る。
(何で俺を見る…)
響香や七市の存在に気付いた有希は神子柴の後ろに隠れる。
(何でだ…)
「帰ってよぉ!からかいに来たんでしょ!?」
「坂本着物か−。」
「見ないでよぉ!!」
神子柴はふと七市を見た。
汚物でも見るかのような目で神子柴達を見下ろしている。
思わず有希を隠した。
「…あっ、津原、津原!」
七市の目が怖くて津原に逃げた。
津原は七市のロープで縛られたまま立っていてその上寝ていた。
神子柴の声に起こされた津原は目の前のセーラー服を見詰める。
「…どちら様?」
「ぶっ。」
響香が吹き出した。
津原は其の目付きの悪い元ヤンキーらしいクソみたいな目付きで誰か分かった。
「神子柴?」
「てめぇやっと分かったな。」
「ごめん、ただの女子に見えた。」
神子柴は不服そうに奥へ消えてしまう。
なで肩、ポニーテール、萌え袖。
後ろ姿は完璧に女であった。
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龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで!待っててね!!それまでにお仕事見つけてね!!!!!! (2017年1月10日 21時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ!!!素敵ウワアアアアめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 【 】nanashiさん» は?何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる!津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。
作成日時:2016年11月18日 19時