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「いやでも仕事が」
「うるせぇ。そんな状態でやったって効率が悪いだけだ。いいから休め」


そう言うと、船長は私を布団の中に押し込んだ。



掛け布団を被せられ、頭をそっと撫でられる。まるで幼子をあやす様な手つきだ。
その優しさに触れているとだんだん眠気が襲ってきた。



だが、このまま流される訳にはいかない。私は抵抗するように口を開いた。




「だめ、ですよ……せっかく今日から本格的に始まるっていうのに、自分だけ休むなんて……」
「気にするな。一日ぐらい休んだところで問題ない。それに、お前の体調管理もおれの仕事のうちだ」
「でも……」
「命令だ。従え」



そう言われてしまうと言い返せない。
私は渋々ながら首を縦に振った。



「……手伝うつもりだったのに……逆に手、煩わせちゃいましたね……ごめんなさい」
「ああ、まったくだ」



そう言いながらも、船長の手のひらは私の髪を弄んでいた。その心地良さに私は目を閉じて身を預ける。



「ありがとうございます」


小さく呟いた声は、彼に届いているだろうか。



「……おやすみ、A」



やがて聞こえてきた静かな囁きを最後に、私は眠りに落ちていった。

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ツバメ - もっと沢山見たいです ローや彼女他のクルー達皆の奮闘とか面白そうです ローはなんだかんだ面倒みが良いですし不器用な優しさの持ち主ですから^_^ (2022年10月20日 22時) (レス) @page7 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノウ | 作成日時:2022年10月6日 14時

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