Forbidden love (ページ42)

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VN「最初はね、Aのことなんて全く好きじゃなかったんだ。ただ、兄妹のくせにジスひょんばっかり見てるからなんだかいじめてやりたくなって」

「好きじゃなかったの？」

VN「最初はね？でもね、自分でもよくわからないんだけど気づいたらいつもAのこと目で追ってて。でも、今まで最低なことした俺のことなんて絶対嫌いだろうなってさすがに自分でも自覚しててさ？どうしたら振り向いてもらえるんだろうって考えた時に、優しくて完璧なジスひょんになんて勝てるわけないって思って。その結果、無理やり奪うっていう考えしか思い浮かばなかった」

そして、握っていた手の力を強めて

VN「ごめんね」

申し訳なさそうに小さい声が聞こえた。

「あのね」

ハンソル、私言いたいことがあるんだ。

「ハンソルは私と付き合い始めてからずっと自分のことを責め続けて来たんだと思う。でもね、それは違うよ。確かに最初は怖くて付き合ったけどね。今まで一緒に笑いあった時間は嘘偽りないたった1つの二人だけの思い出だし、心の底から幸せって思えた時間だったんだよ？」

VN「A、、、」

「まさか今日みたいに二人でクリスマスを過ごすなんて思ってもみなかった」

ゆっくりと近づいて、いつもハンソルにしてもらってるように抱きしめてみる。

VN「Aは本当は俺のこと嫌いなんだと思ってた。しょうがないから付き合ってるんだと思ってた。でも、今日そうやってAの口から聞けてすっごく嬉しい」

すると、私の肩に顔を置いて

VN「愛してる、一生俺から離れるな」

そして、いつもとは違う少し激しいキスをした。

私はいつもたくさんの愛をハンソルにもらってきた。

恥ずかしくてうまく気持ちを伝えられない私に、きっとハンソルは不安になってたんだろうなぁ。

ごめんね、でも本当に私にとってハンソルはかけがえのない存在なの。

確かにジスおっぱは大切な人。

でも、それは家族だから。

家族と恋人は違う。

今の私にはハンソルも家族みたいなもんだよ。

「ハンソル、、、」

上がった息を整えて

「愛してるよ」

たった一言だけどずっと言いたかった言葉。

そんな私にハンソルは

VN「やっと言ってくれた」

ニコッと笑って優しく私を包んでくれた。

ああ、幸せ。

きっと今年1番の幸せな1日になったと思う。