Forbidden love (ページ40)

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VN「A～！」

ドスドスと２階から降りてくる音が聞こえる。

VN「お待たせ！これ俺からのプレゼント！」

ハンソルの手には少し大きめのプレゼント。

「開けてもいい？」

どうぞ、の声が聞こえてゆっくりとリボンを外していく。

「ハンソル、これどうしたの？」

VN「どうしたってなにが？」

「なにがじゃないでしょ！これどうやって買ったの？」

VN「A、嬉しくない？」

嬉しいよ、嬉しいに決まってる。
でも、こんなに高いもの申し訳ないよ。

袋の中には私の大好きなナルビーのバック。
ナルビーは高級ブランドで私たちみたいな高校生が買えるわけがない。

「ねえ、こんなに高いのどうやって買ったの？」

VN「ん？バイト」

「バイト？ハンソルバイトしてたの？」

VN「今年のプレゼントは絶対にAにナルビーのバックを買ってやる！って思って死ぬ気でバイトしてた(笑)」

どうやら私に内緒でチキン屋さんでバイトしてたらしい。

「私なんて時計なのにハンソルはナルビーのバック、、、」

VN「だーかーらー！俺が買いたくて買ったんだからいーの！大切に使ってね！」

それから、私があげた時計を手首につけて

VN「俺もこれ、一生大事にする！」

時計にチュッとキスをした。

「やることがベタだね(笑)でも嬉しいありがとう」

精一杯の力でギューってハンソルを抱きしめる。
苦しいー！なんてもがいてるハンソルがすっごく可愛く見えた(笑)

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プレゼント交換も終わってソファでくつろいでると、なんだか甘いものが食べたくなってきた。

ん！そういえばケーキ買ったんだった！

クリームたっぷりのいちごのショートケーキ。
ケーキ屋さんに行った時にあまりに美味しそうで一目惚れして買っちゃったんだよね。

「ハンソル！ケーキ買ったから一緒に食べよ！」

VN「、、、、、」

「え？ハンソル？」

隣にいるハンソルから全く反応がない。

「え？ちょっとハンソル、、、(笑)」

私の腕にしがみついて丸まって寝てるハンソル。
その様子が面白くてつい笑ってしまう。

なんだか疲れてるみたいだからこのまま寝かせてあげようかな。

ハンソルの部屋から持ってきた布団をそーっと掛けてあげる。

「さて、ちょっと台所片付けようかな」

ハンソルが寝てる間に溜まった食器を片付けることにした。