Forbidden love (ページ39)

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2人で手を繋ぎながら歩いていると、ハンソルが急に立ち止まった。

「どうかした？」

遠くを見てるハンソルの顔をのぞき込んでみる。

VN「あそこ、覚えてる？」

目の前には綺麗な草原に、一つだけ置いてあるベンチ。

ここは、私たちにとってとても特別な場所で。

「よくあそこでサボったよね(笑)」

学校がめんどくさい時に二人で抜け出していっつもあそこで寝てたんだよね。

VN「ちょっと寄ってみる？」

ベンチに座ってみると、冬だからかひんやりと冷たい。

VN「A」

「ん？」

VN「メリークリスマス」

その言葉と同時に触れる唇。
何度も角度を変えて続くキス。

いつもなら誰かに見られてたら恥ずかしくて外ではキスなんてしないんだけど、これもクリスマスのマジックだね。

今日はなぜだか恥ずかしくなくって、むしろもっとして欲しいって思っちゃった。

、、、心地いい。
もう離れないでね。

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ハンソルの家に着くと、テーブルの上にはチキンにお寿司にケーキにとたっくさんのごちそうが並んでた。

「すっっごい！お腹すいた！」

VN「はいはい(笑)じゃあ食べよっか」

向かい合って座って、お互い無我夢中で食べ進める。

「、、、、、」

VN「、、、、、」

「んっ！！！！！！！！！！」

VN「A？！？！」

マッハで食べてたせいで喉に詰まらせた私(笑)
なんてバカなの、、

VN「落ち着いて食べてね」

あれから、もう詰まらせないようにってハンソルが私の分を小皿に盛ってくれた。

「ありがとう」

それから他愛もない話をして、たくさんのごちそうに満足した私たち。

そろそろプレゼント渡してもいいかな？
カバンに入れてきたプレゼントをハンソルに差し出す。

「メリークリスマス！」

VN「え！ありがとう！」

綺麗にラッピングされた箱を丁寧に剥がしていく。
箱を開けてみると、

VN「待って、、これ」

それは、ずーっと前にハンソルが欲しいって言ってた時計。

結構前に言ってたからもう今欲しいかわからなかったけど、喜んでくれたらなって思って選んでみたんだ。

VN「ありがとう、マジで嬉しい」

嬉しそうなハンソルを見てると、買ってよかったなって改めて思った。

VN「ちょっと待ってて」

二階に上がって行ったハンソルを、私は大人しくリビングで待つことにした。