Forbidden love (ページ36)

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VN｢俺のこと、、もう嫌いだよね？｣

｢大好きだよ｣

悲しくて辛いこともたくさんあったけど。
それ以上に2人で過ごしたたくさんの幸せな時間があるから。

私たちの絆は、、こんなことで簡単に壊れないよね？
私はそう思うよ。

VN｢Aは、、、本当に最高な女だよ｣

だんだんとハンソルの顔が近づいてきて、、
私はゆっくりと目を閉じた。

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WN side

ああ、やっぱり俺の出る幕はなかったか。
ずっと、、Aさんのこと好きだったんだけどな。

あいつと付き合うより前から。
残念、もっと積極的に話しかけてればなにか変わってたのかな？

今更こんなこと言ったって無駄なことはわかってるけど。

失恋した時って新しい恋に進むのが一番いいって言うけど、、そんなの無理に決まってる。

Aさん以上の女の子なんて、、出会えない気がするから。

だから俺は心の中で君のことを思い続けることにするよ。

迷惑はかけないようにするから、、想うことだけは許して欲しい。

正直なんであいつを選んだんだろうって思うけど、、俺より一緒に過ごした時間も長いわけで。

ドラマでいう、俺は脇役。
脇役は大人しく退散するか(笑)

全く手を付けていないショートケーキとモンブラン。

(ごめんね、また食べに来るから)

これ以上お店にひとりでいるのもなんだか虚しくなってきたから、外で彼女たちが抱き合ってる横を通り抜けて、家に帰ることにした。

彼女の幸せそうな顔を見たら、なんだか俺まで嬉しくなって、、失恋したくせに嬉しい気持ちでいっぱいになった。

いつの間にこんなに好きになってたのか全然気づかなかったけど。

今の彼女にはあいつが必要だから。
俺は全力で君たちを応援する。

(あ、ウォヌくん！)

(どこ行くの～？)

俺を見つけて甘ったるい声で話しかけてくる学校の女子。

名前もクラスも知らない。
ただ同じ制服を着てるってだけの話。

学校の外でも話しかけてくるなんて。
とんでもないバカ女だな。

どうせあと付けて来たんだろ。

｢俺急いでるからまたね｣

できる限りの笑顔でその場をあとにする。
それだけで女はキャーキャー甲高い声を上げて喜ぶから。

俺の容姿しか見ない女子と違って、、Aさんは俺とちゃんと向き合って話してくれたんだ。

俺にとって、本当に特別な人。
好きな人の幸せを願うのは当然のことだよね？

～WN side end～