【呪術廻戦】あー、うざ【五条悟】

8話 ページ9

『…くそ痛ぇ…。』

「ｱﾊﾊ、どんまい。」


腹を抱えて歩く俺の隣で腹を抱えて笑っているのは
性悪サングラス。


『子どもらしく素直で可愛く謝っとけばいけると思ったんだけどなー。』


扉の事を夜蛾先生に謝りに行ったのだが、『やっちゃった。夜蛾ちゃん、スマソ。』と言った瞬間、丁度完成したらしいかわいいウサギの人形にボディブローをかまされた。



「やっぱお前、最高だわ。」

ヒーヒー言いながら笑い続けるこいつにうぜぇと言いながら、俺はニヤける口を隠すのに必死になっていた。

こういう空気は久しぶりで、こうやって俺の事いじってくるのも、子どもみたいに笑う所も、時折サングラスから見える綺麗な瞳も、やっぱ好きだなぁとか思っちゃう。






　
『あ、そうだ悟。スマホ貸して。』

「いいけど、何すんの。」

『傑に今日部屋泊めてもらえないか聞く。』

「は？？？なんで傑？」


さっきまでケラケラ笑っていたのに急に眉間にシワを寄せて声が3オクターブ低くなる悟。

お前の情緒どうなってんの？？


『や、だって部屋に扉ないし。
誰かに見られながら生活するなんて羞恥プレイは流石に無理だわ。』

それに風呂上がりはパン一だし、と言う俺の隣でモゴモゴ何かを言っている悟。
　

『声ちっさ。聞こえない、なんて？？』

「だ……れの…や…」

『は？』


「だったら俺の部屋に泊まればいいだろ！！」
　


　

　


　
…は？

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