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『……外って凄いな
ね!レイ』
「………」
『おーいレイ』
呼んでも返事がなかったからポンっと肩を叩いたら凄いビクッとされた
『なんかごめん
で、どうしたの?』
「ああ、いや、ハウスにはこんな木の情報はなかったなと」
『確かに
一回りも二回りも大きい木だねぇ』
うんうんと頷いていたら視界の端で何かが動いた
バッと振り向くがなにもない
………気のせいか
『あ゛ー寒っ』
「それでも寒いのか?」
今私は白いカーディガンにパーカーを羽織っていて、おまけにマフラーもしているのだが、寒い
『だって1月……あ!誕生日おめでとう!レイ』
「今思い出したような言い方だな」
『だって色々ありすぎて今思い出したんだもん』
「あっそ」
レイは素っ気ない感じで言っているけど明らかに嬉しそうな顔をしている
………照れ隠し?
「みんな!ちょっと休もう
朝ごはんにしよう」
エマの一言にわああっと歓声が上がる
まあ確かに眠気、疲れ、あと道が大きな根っこのせいで余計に疲れている
「おいA行くぞ」
『どこに?……ああ』
凄く周りを警戒しているエマに近寄っていく
「ウェーーイ」
ドカッとエマの頭の上に水の入った瓶をのせる
「ウェ?」
「大丈夫
少なくともここは猛獣の縄張りじゃない」
『足跡とか爪痕とか全然ないしね』
「気負いすぎ
俺も見張るからお前も休め」
「…………ありがとう」
『警戒したくなるのは分かるんだけどね』
それからレイに謝られた
全然気にしてないのにね
「───で
これからどうする?」
「まず水が欲しい
上から川が見えたでしょう?
飲める水質か確かめたい」
『水がなきゃ3日で死んじゃうもんね
試したことないけど』
「試す前に死ぬでしょ
バカなの?A」
『バカじゃないしエマがそんな言葉づかいしてはいけません』
「それで?その後は?」
思いっきり無視られた
「南に向かう」
『B06-32に向かってミネルヴァさんに会いに行く』
「ノーマンがシスター・クローネに貰ったの」
エマが持っていたペンをレイに渡す
私はノーマンと一緒に見たからもう内容はしっている
「ラニ!!?」
大声が聞こえたからそっちを向くと慌てたトーマがいた
『トーマ!どうしたの!?』
「エマ!レイ!A!大変だ!ラニが消えた!」
『どういう……』
「いきなりいなくなったんだ」
ラニを呼ぶが辺りは静まり返ったまま
「なぜ誰の反応もないんだ?
俺達以外どこ行った?」
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月宮神楽 - 続き楽しみにしています。 (2020年8月22日 22時) (レス) id: 0a4376d329 (このIDを非表示/違反報告)
バナナとみかんのミックスジュース(プロフ) - ももさん» 誕生日一緒とは何たる偶然!読んでくださりありがとうございます!!また、ちょっとずつ更新していくので、待ってていただけると嬉しいです(^ ^) (2020年6月12日 20時) (レス) id: 7ffce396f2 (このIDを非表示/違反報告)
もも - たまたまオリキャラの子と誕生日一緒やぁ!←聞いてない あ、話めっちゃ面白かったです!これからも私が言える立場じゃないけど頑張ってください! (2020年6月9日 19時) (レス) id: eef0ccf43c (このIDを非表示/違反報告)
バナナとみかんのミックスジュース(プロフ) - ルナさん» あぁー……楽しみです…… (2020年3月19日 0時) (レス) id: 7ffce396f2 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 2期は、10月らしいです (2020年3月17日 19時) (レス) id: 63ee3bf45b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バナナとみかんのミックスジュース | 作成日時:2019年1月19日 10時