私の兄は天使です。

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親友、ソクミンが
来るのを待って
15分ほど経過した。

『今頃走ってんのかな〜』

ボソっと呟いて
階段の方向を見ると
親友が走ってこっちに
向かってきている姿があった。

『え、結構早いね』
SM「っはぁ…めっちゃ走ったㅋ
あ、これヒョン達が渡せって」

親友に手渡されたのは
ビニール袋。

もしかしてこれ…
ジスオッパがくれたやつ？！

僕が持つって言って
私から奪っておいて
私に渡し忘れるなんて…
ドジだなぁ。

『…それで？
親友は何して遊びたいの？』
SM「秘密。
とりあえず、家まで送るから。
次5分後だろ？それ乗ろっか」
『了解』

隣に立つ親友を改めて
よくみて見ると、
背も高いし綺麗な横顔してる
黙ってれば、いい男なのに。
…残念だよな。

SM「聞こえてるけど？？
俺が残念だって？？？」
『聞くな？！！』
SM「声に漏れてんだよお前はㅋㅋ」

ガシガシと頭を激しく
揺さぶられた。

『ハゲる！！親友のせいで
ハゲるからやめて！！！』
SM「いっそのことハゲろ？？！」
『真顔で言うな！怖い！！」

なんていうやりとりをしていると
気付けばもう地下鉄は
ホームに着いていた。

SM「よーし、乗るぞ〜」

親友はそう言って
一目散に乗り込み、座席に座った。
私も追いかけたけど
人に押されて親友の近くに
いけないまま、
動き出してしまった。

…どうしよう、
あともう少しで親友の
ところに行けるのにな、

親友をチラリと見ると
心配そうな眼差しで私を
見ていた。

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